50%以上の女性がリーダーになりたい意向あるも約40%が自信なし・・・
リーダーになるための阻害要因とは!?
なぜいま急増しているのか?キャリア女性の「女性リーダー」に関する意識調査
女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する株式会社LiB(所在地:東京都渋谷区 代表取締役:松本 洋介 以下「当社」)は、キャリア女性約60,000名(有効回答数254名)を対象に、「女性リーダー」に関する意識調査を実施いたしました。
先日女性初の東京都知事として就任した小池百合子氏をはじめ、世界に誕生した女性自治体のトップは今年だけで4人。過去3年では10人と次々と女性自治体トップが誕生しています。なぜいま女性のリーダーが急に増えてきているのでしょうか。同じようにキャリアを積む女性を対象にリーダーに関する意識調査を行いました。
【主な調査結果】
■■必要なのはスキルより母性!?女性リーダーに期待することは
第1位:【コミュニケーション力】 第2位:【細やかさ】 第3位:【公正さ】第4位:【決断力】
■50%以上の女性がリーダーになりたい意向あるも約40%が自信はない・・・
21%はなりたいが資格なしと回答
続々と女性リーダーが台頭していることで好影響を受けたとの声も
■女性がリーダーに台頭するための阻害要因は
第1位:【出産などライフイベント】 第2位:【男性優位の空気感】 第3位:【体力】
ダウンロード:【プレスリリース】20160830キャリア女性が女性リーダーに期待すること
キャリア女性に「なぜ今、次々と女性リーダーが選ばれていると思いますか?」と質問したところ、24.8%が【働く女性が増え、リーダーが女性であることが珍しくなくなっているから】、19.7%が【女性だからではなく、能力のある人がたまたま女性だっただけ】、15.4%が【女性特有の資質が必要とされる時代だから】と考えているという結果がでました。
4人に1人が「リーダーが女性であることが珍しくなくなっている」と回答し、女性がリーダーであることが当たり前になりつつあることが分かりました。また上記それぞれの理由を質問すると下記があげられました。
【働く女性が増え、リーダーが女性であることが珍しくなくなっているから】
◉ 女性も長く働くようになり、男性と同じだけの経験を積めるようになっているのだから、役職がついたり、リーダーとしてまとめることは当たり前だと思うから。(31~35歳/正社員)
◉ 働く女性が増えて、男性的感覚のマネジメントを、支持する人数がすくなくなったため。(31~35歳/正社員)
◉ 一般的な給与収入が一昔前より低い水準になったこと。(31~35歳/派遣社員)
◉ 企業が働きやすい環境へと日々前進しているから。(25歳以下/正社員)
◉ 結婚する、子供を授かるということが必ずしも求められる時代では無くなったので、働ける期間が長くなりキャリアアップのチャンスが増えたと思う。(26~30歳/正社員)
【女性だからではなく、能力のある人がたまたま女性だっただけ】
◉ 男女問わず、能力や実力がなければ支持はされない。女性が増えてきたように見えるのは、選ぶ側の基準が変わってきたから。必要とされる立場に見合った力を備えているならどちらでも構わない。(31~35歳/正社員)
◉ 雇均法ができて30年経っても実際は、まだまだ女性に対しての偏見も多く能力も男性と対等に仕事が出来る期間は短いと思います、その中でリーダーに立てる女性は能力が伴っている人物だと思うからです。(41~50歳/正社員)
◉ ベースとなる能力がある女性は多いが、選ばれるためには他者からの支援・応援が必要であり、応援される力・巻き込み力も能力のひとつだと思う。選ばれた方々には、それらの能力が備わっていたからだと思う。(41~50歳/パート・アルバイト)
【女性特有の資質が必要とされる時代だから】
◉ 女性全てがそうとは限らないが、他を蹴落として自分がTOPに登りつめるより、会社として、また組織としての向上を望む方が、女性には多いと感じます。(41~50歳/フリー・自営業)
◉ 女性ならではの気付き、きめ細やかさ、気配り、が仕事をする上でも社会的にも大変に役立ってきている、社会もそれに気付き始めている。実際業務上コミュニケーションが円滑に進むことが多い。(41~50歳/正社員)
◉ 男性に比べ派閥や建前、自己の面子、プライドと違う次元で発言する事が多いから。(50歳以上/正社員)
「女性がリーダーに台頭することについてどう思いますか?」と質問したところ、39.8%が【嬉しい】、21.7%が【どうも思わない】、16.9%が【楽しみ】という結果がでました。また上記それぞれの理由を質問すると下記があげられました。
【嬉しい】
◉ 女性特有の直感と観る目を十分に発揮してほしい。(41~50歳/正社員)
◉ 同じ女性として可能性を感じるし、男性では理解できないところが理解してもらえるから。(26~30歳/正社員)
◉ 目指してみようと思う姿が具体的に見えると、やりがいにつながるから。(36~40歳/正社員)
◉ 私も頑張ろうと、勇気が出ます。(41~50歳/フリー・自営業)
◉ まだまだ男性の社会だと感じるし、女性には苦難が多いが、それでも重要な第一歩だと思うから(31~35歳/正社員)
◉ 女性だから能力があっても選ばれない時代から能力があれば女性でも選ばれるようになれば、色々なことに頑張りがいを感じる(31~35歳/正社員)
【どうも思わない】
◉ 女性のリーダーを増やすことを目的にするのではなく、実力があるひとが、性別関係なくリーダーとなること必要であるため。上記に対して努力が企業側も働く側にも求められる時代にきていると考えます。(31~35歳/正社員)
◉ 男性社会の中で形式的に女性リーダーが選ばれても男性間の根回しなど、水面下での動きに翻弄され力を発揮しにくい状況があるため(50歳以上/正社員)
◉ 性別ではなく能力で正しく判断されるべき(50歳以上/正社員)
◉ リーダーが女性でも男性でもかまわない。会社、社会におけるリーダーが多様であるほうが、可能性と柔軟性に富むと思う。(41~50歳/正社員)
【楽しみ】
◉ 世の中は同性意識がまだ根強い。地方や年齢が高いほどどうしてもその傾向が強く、展開は遅くなる。だから中央や都会、大手企業で能力ある女性が台頭することは将来、地方への影響が広がる礎になると思う。だから楽しみ。(31~35歳/正社員)
◉ 男性と視点が異なるため、政治や経営を変えてくれる可能性があるから(31~35歳/正社員)
◉ 男性は以外にも保守的で、変革には女性の資質が必要だと思います。そのために、どんな変化が起きるか楽しみです。(50歳以上/正社員)
女性リーダーに期待すること1位はコミュニケーション力、2位は細やかさ
「女性リーダーに一番期待することは何ですか?」と質問したところ、18.5%が【コミュニケーション力】、16.5%が【細やかさ】、14.6%が【公正さ】という結果がでました。男性リーダーとは違った、女性ならではの能力が期待されていることが分かりました。
「女性のリーダー・上司と働いたことはありますか?」と質問したところ、74.8%が【ある】、25.2%が【ない】という結果がでました。また、「今後益々女性のリーダーは増えていくと思いますか?」と質問したところ、76.4%が【思う】、20.1%が【分からない】、3.5%が【思わない】という結果がでました。女性のリーダー・上司と働いたことがある人と、今後女性のリーダーは増えていくと思っている人の割合がほぼ同数であることから、女性のリーダー・上司と働いたことのある人が、女性リーダーを経験していることにより「増えると思う」と回答していると推測されます。
【あなたの女性上司をみて、女性だからこそ優れていると思う点はどこですか?】
◉ フェアであること。社会的に役に立つ仕事を果たそうとするまっすぐな視点。(50歳以上/正社員)
◉ 周囲への気遣い、時短勤務のため、仕事が早い(25歳以下/派遣社員)
◉ コスト感覚(26~30歳/派遣社員)
◉ 同性にしか分からない体調不良等、理解が得やすく、細やかなところに配慮できるのは女性ならでは。(31~35歳/正社員)
◉ 褒める力に優れている点。(31~35歳/派遣社員)
◉ 母親という経験から来る面倒見の良さ(31~35歳/派遣社員)
◉ 気配りや、縁の下の力持ち的な強さと優しさを持っている所。(41~50歳/正社員)
◉ 物事の視野が広い、政治的な事をしない、正直、きめの細やかな仕事ができる、人の能力を公正に判断。(50歳以上/正社員)
◉ 仕事が丁寧。何ごとも完璧に仕上げ、周囲から突っ込まれないようディフェンス力が高い点。(36~40/契約社員)
50%以上の女性がリーダーになりたい意向あるも、37%は自信はない・・・
「あなた自身はリーダー・上司になりたい(なれる)と思いますか?」と質問したところ、25.6%が【すでにリーダー】、15.7%が【なりたいしなれると思う】、14.2%が【なりたいが自信はない】という結果がでました。【すでにリーダー】である25.6%を除くと、51.3%の女性がリーダーになりたい意向があるということが分かりました。リーダーになりたい意向がある女性のうち、41%が【なりたいしなれると思う】、37%が【なりたいが自信はない】、21%が【なりたいが資格がない】と回答しています。
女性のリーダー台頭、ライフイベントに次ぐ阻害要因は「男性優位の空気感」
「女性が活躍したりリーダーに台頭しやすい環境になっていきていると感じますか?」と質問したところ、40.6%が【感じる】、25.2%が【感じない】、30.7%が【どちらでもない】、3.5%が【わからない】という結果がでました。女性のリーダーが当たり前になりつつある一方で、環境が整っていると実感できているのは40%と実感できていない女性が半数以上であることが分かりました。
「女性がリーダーに台頭するためにハードルになっていることは何ですか?」と質問したところ、51.6%が【ライフイベント(結婚や出産)】、29.5%が【男性優位の空気感】という結果がでました。【ライフイベント】を除くと【男性優位の空気感】が圧倒的な阻害要因となっていることから、能力面以外でのハードルを感じている女性が多いことが分かりました。
■調査概要
・実施期間 :2016年8月17日~8月22日
・対象:20代~50代のキャリア積んで来た女性
LiB(リブ)会員:約60,000名(有効回答数254名)
・調査手法:インターネット調査
※本調査結果をご使用される際は、【株式会社LiB調べ」とご記載いただけましたら幸いでございます。
【株式会社LiBについて】
会社名:株式会社LiB
代表者:代表取締役社長 松本洋介
設立:2014 年 4 月1日
所在地:東京都渋谷区神南1-12-16 アジアビル1階
■キャリア女性に特化した転職サイト「LiBz CAREER(リブズキャリア)」について
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