新しい仕事のカタチで事業と組織をアップデートする

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LiBのミッションは、私の人生のテーマ。成功体験を捨て、思考をアップデートした池田のチャレンジ

2020年、LiBの激動の時期に入社し、キャリアパートナーの仕事を軸にさまざまなミッションを経験した池田。4年目の春、新しい試みに果敢に挑んだ成果が評価され、上半期表彰にて「Best Member」を受賞しました。自分自身の人生のテーマが、LiBが掲げるミッションと重なるという彼女に、チャレンジの過程での葛藤や試行錯誤、今後のビジョンについて語ってもらいました。

やりたいことを選べるのは、当たり前ではない

ーLiB入社までのキャリアを教えてください。

新卒では地元の金融機関に総合職として就職しました。本当は美容系の専門学校に進みたかったのですが、周囲が大反対。というのも私が育った田舎では、「安定した仕事が一番」という価値観が根づいていたからです。

「あの家の子どもが何をしているのか」という情報が親戚中に伝わるような環境で、親の面目も考えると、自分の希望を無理に押し通すわけにもいきません。「必ずしも皆が自分のやりたいことをできるわけではない」という現実を知ったのが、最初の就職でした。

それでも金融機関では幅広く経験させていただき、それなりにやりがいを持って働きました。しかし、年功序列かつ男性優位のカルチャーにはやはり違和感を拭えず…。このままでは自分の何もかもが止まってしまうような気がして、4年ほど頑張ってから、周囲の反対を押し切って、女性が活躍できる環境を求めて志望していた美容業界に転職しました。

ーようやく夢を叶えたのですね。

それまで自分を抑えてきた反動もあり、意欲が爆発しました。親に申し訳ない気持ちはありましたが、すべて自分で決めたこと。頑張るしかない、という覚悟もありましたね。夢を叶えて手に入れた仕事は楽しくて楽しくて、夢中で取り組んでいるうちにマネジメントのポジションへ。中途採用や組織開発も任せていただけるようになりました。

その過程で、女性メンバーのキャリアの相談に乗る機会が多くありました。そのほとんどは、家庭や子育てとの両立の問題。本来とても幸せなことが、なぜこんなにも悩みの種になってしまうのだろう…と心が痛くなりました。

変化にいざ直面したタイミングで悩むのではなく、将来のありたい姿を描いたり、適切に情報を得たりするだけで、人生の選択が変わってくるのではないか。さらに、働く場所を提供する企業もそれを理解し、変化していくことが大事なのではないか。それをサポートできる仕事は何だろう、と考え、7年勤めた美容業界から、人材業界へキャリアチェンジしました。

ー今の仕事に近づいてきますね。

はい。転職した会社では、キャリアアドバイザーとして年間700名以上の方と面談を実施して、月間ご支援数は社内ギネスを更新するなど、成果を出すことができました。目の前の転職だけではなく「人生」を一緒に考えてご相談に乗り、その人が納得できる意思決定をするためにフェーズごとに伝え方を工夫したり、一つ一つの選択肢を自信を持って提案することを常に心がけていました。

 

「結婚か仕事か」の選択が、LiB入社のきっかけに

ーその後、LiBに入ろうと思ったきっかけは?

仕事は順調だったのですが、その頃プライベートで変化がありました。当時お付き合いしていた方の転勤が決まり、一緒についていくのか、留まって仕事を続けるのかの選択をすることに。これまであんなに女性のキャリア相談に乗っていたのに、いざ当事者になるとすごく戸惑いました。あぁ、こんなにも悩まなければならないのか、と…。

結局、自分はまだ何も成し遂げられていないという思いから、仕事を選びました。女性が100%仕事に向き合える時間は少ないのではないかと考え、今は全力で自分のやりたいことだけに打ち込むことを決めたのです。

LiBという会社が、男女問わず活躍できる社会をつくることをテーマに掲げていたことは、人材業界に入った時から知っていました。そして、それがまさに自分が全力で向き合うべきテーマだと思い、コーポレートサイトから応募したのです。転職先を探していたというより、LiBのミッションを一緒に叶えたいという一心でした。

ーそこから、もう4年目になりますね。

そうですね。2020年に入社し、ちょうど経営改革のど真ん中を駆け抜けて、多くの部署異動を経験しました。キャリアカウンセリングの仕事を軸に、ミドル層向けのキャリア支援、LIBZ エキスパートのサービス立ち上げ、ハイクラス向けサービス(現・LIBZ 幹部ドラフト)のエグゼクティブコンサルタントなど、ミッションはその都度変わりましたが、一人一人のご相談に全力で向き合ってきました。

中でも強く記憶に残っているのは、働きながら子どもを持つことに迷いを感じていた求職者さまの案件です。ご紹介先は、社長自らが時短勤務で働いているような、ファミリーフレンドリーな会社。「キャリアを諦めないで、子どももたくさん産んでいいんだよ」と、最終面接の場で社長自らが励ましてくださったようで、この方にこの会社を紹介できてよかった!と心から思えましたね。

このような言葉は、私からも当然、キャリアパートナーとして伝えます。でもご紹介先の企業の方が同じ思いを持って、直接ご自身の言葉でその方に伝えてくださったのがうれしくて。間違っていない、と胸を張って確信できたのを覚えています。

 

メンバーを巻き込み、新たなチャレンジで上半期表彰へ

ーさて、今は新しい挑戦をされているようですね。

ハイクラス向けにスタートした「LIBZ 幹部ドラフト」のサービススキームを、ミドル層のキャリア支援に活用するというチャレンジです。新規サービスという位置づけになります。ドラフトの他のメンバーよりも社歴が長く、ミドル層支援や新規サービス立ち上げの経験もあったので、アサインされたのだと思います。

ーそのチャレンジが評価され、4月の社員総会でBest Memberとして表彰されました。

▲社員総会の表彰式にて

 

正直に言うと、表彰の話をいただいたときはすごく驚いたんです。というのも、アサイン当時に描いていた目標を達成できたわけではなかったし、サービスとしてもまだまだこれからだと思っていたので、戸惑いました。

それでも評価をしていただいて、改めて自分の行動を振り返ってみると、「人の巻き込み方」についてものすごく考え抜いて工夫した半年間だったなと思います。

もともと自分は、わりと一人で頑張ることができてしまうタイプでした。既存の事業であれば、目の前のお客様に向き合い、自分の型をつくって進めていけばある程度できてしまいます。でも新規サービスとなるとそうはいかなかった。自分の成功体験を捨てて、粘り強く試しながら進めていくことが必要でした。

さらに、「こういうサービスにしたい」という理想と、現状とのギャップにもかなり苦しみました。今まで当たり前にできていたことが、新規サービスだとなかなかうまくいかない。自分一人の力では限界がある、ということを思い知りました。

事業を大きくしていくためにいろいろな人を巻き込まなければならないことを痛感し、協力を仰ぐために、まずは「伝え方の工夫」をする必要がありました。ファクトとなる情報を引っ張ってくる、ロジカルに伝える、数値を示す…まだまだここは勉強中ですが、この半年間でもっとも意識したのはそこかもしれません。

ーなぜそうしようと考えたのですか?

異動前の上司からのアドバイスでした。LiBには「シャッフル1on1」という制度があり、直上長以外の組織長と定期的に会話することで自分自身のアップデートに役立てることができます。たまたまその時の担当が前の上司の佐藤で、自分の思考の癖を知ってくれていたこともあり、抱えていた悩みを相談したのです。

一つ一つ問いかけていただくことで、今抱えている悩みは何が原因で、何が足りなくて、逆にできていることは何なのか?が見えてきました。それまでは成果が出ないとき、「自分のやり方がいけないのでは」「自分がうまく伝えられなかったから」と、自分が自分が…という思考になって行き詰まっていたのですが、客観的に整理してもらえたことで初めて、「悩み」が「課題」に変わった感覚がありました。そこから、「この課題を解決するために何ができるのか」という思考に変わったのです。

ー客観的な視点が、前に進むためのヒントになったのですね。

「人の力を借りよう」と考えたのも、それがきっかけです。目の前の方をご支援するために何が必要なのか?自分が100%のリソースを使えない時に、誰にどんなことで力を借りればよいのか?をまず考えるようになりました。

個人のお客様の集客を担当しているチームや、企業担当のメンバー、プロダクトのメンバーに声をかけ、陥っている状況をロジカルに伝え、協力を仰ぎました。人を巻き込み始めたことで状況も好転し、完璧に目標達成ができたわけではありませんが、一定の成果を出すことができたと思っています。

改めて振り返ると、自分自身の思考を変え、人を巻き込むために行動できたことが表彰につながったのではないかと思います。だから今回の賞は、新しいチャレンジのために力を合わせた皆さんを代表していただいた賞だと捉えています。

 

自分とLiB、両方のミッション実現のために

ー今後チャレンジしたいことはありますか?

私は、自分自身の人生のミッションを決めています。それは、「誰もが自分の可能性を信じて、それぞれの幸せのために選択できる支援や環境づくりをする」というものです。

ライフイベントと仕事の両立も、自分らしい選択をすることも、まだまだ多くの人が困難さを感じていますし、私自身も悩みました。でも本来それは幸せなこと。そしてその幸せは、決して当たり前のことではありません。かけがえのない人生の幸せを、胸を張って「幸せです」と言いづらい今の社会を、変えていきたいのです。

これは決して女性だけの問題ではありません。男性の力も必要です。その意味で、LiBが「女性のキャリア支援」から「ワークシフト支援」に舵を切ったことは、とても大きなことだと思います。

私は、LiBのサービスが広がっていけば、社会を変えられると信じています。フロントに立つ役割として、ある意味いつも広報活動だと思ってやっているんです。社会を変えるための、仲間集めのような感覚です。だからこそ今は、LiBだからこそできるミドル層の支援に注力し、サービススキームをよりしっかりとしたものに確立していきたいと考えています。

自分自身のビジョン、そして「1人の可能性をどこまでも活かせる仕事のカタチをつくっていく」というLiBのミッションを実現するために、今よりもっとサービスを成長させていきたいですね。

 

切り替えを意識して楽しむ、フルリモート新婚生活

ー働き方やプライベートについてもお話を聞かせてください。

今はフルリモートで働いています。昨年結婚したのですが、夫婦そろって自宅でリモート勤務をしています。2人とも仕事にのめり込むタイプなので、切り替えはすごく意識していますね。

フレックスを活用して、料理をしたり、仕事ではない時間を意識的につくるようにしています。お互い仕事が忙しいので、ごはんのときぐらいはホッとできるように、作ったものを一緒に食べるようにしています。お互いリモートで夜遅くまで熱中していると、本当に一切会話しなくなってしまうので(笑)。

ーオフの日はどんな感じで過ごしていますか?

一日は夫婦の時間、もう一日は自分の自由時間にしています。ランチしたり美容院行ったりしてリフレッシュしていますね。結婚してからも、生活スタイルはほとんど変わっていません。夫は「結婚したら家のことに専念してほしい」みたいなタイプではないので、うまく両立できてありがたいです。

 

こんな人と働きたい

ーでは最後に、LiBではどんな人なら活躍できそうか教えてください。

一つは、「コトに向き合える方」です。私自身も職種にこだわりがないタイプなのですが、異動などさまざまな変化があっても、ビジョンミッションを叶えるために頑張れる方が強いと思いますね。

もう一つもそれに関連しますが、「変化を楽しめる方」ですね。会社としての方向性やサービスの変化に大しても、自身の根本がブレなければ折れずに頑張れますし、例え折れたとしても、戻ってこれます。私はわりとそういう自信があります。目の前の変化にあまり影響されず、実現したいビジョンに向かえる人なら、LiBはぴったりの環境だと思います!

 

池田さんってこんな人!

★プライベートで最近ハマっていることは?
映画館で映画を観ること。集中できるし、いい気分転換となっています。

★LiBの3つの行動指針(Stack up Value・Act Direct・Get Insight)の中で一番好きなものはなんですか?その理由も教えてください!
「Act Direct」です。コトに向かう人が多いLiBだからこそ、自ら直接動くためのアビリティを磨き続けられると思います。

★池田さんが思う、LiBのイメージを教えてください!
「柔軟な思想を持ったスマート集団」。皆さん自律的で、本当にいい人ばかりなので、心理的安全性がすごいんです。

★池田さんにとっての自分らしい仕事のカタチとは?
「自分で自分を誇れること」です。

 

 

【採用募集】
LiBではコンサルタント/カスタマーサクセス/マーケターを募集しています!
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インタビュー・撮影:岡田 麻未(株式会社LiB)
ライティング:高嶋 朝子(株式会社LiB)

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